2016/03/06

(注:長いです。重いです。でも読むのだ!笑)
この春、主婦の友社より、美しいヒップを作る本(発売前につき正式タイトルは非公開)が発売されます。
そして、なんとわたくし、その本の監修をさせて頂くこととなりました!


これは、ただの本ではありません。ヒップにまつわるスペシャルな商品が、付録となっています。
付録となる商品の開発が始まったのは、約半年前。
試行錯誤を繰り返し、ようやく昨日、無事に本の撮影を行いました。

今回のお仕事は、たくさんのシンクロが起こり、これまでの人生で苦しかったことや、そしてそれを乗り越えていくために私が歩んできた道のりを、一気に見させられたような体験でした。
ある意味、この10年の私の結果を示されていると感じます。
本当に、感無量どころじゃないんです。

まず、この企画を私に持ち寄ってくれたのは、高校時代の友達の恭子ちゃんでした。
恭子ちゃんは今、とある会社で商品開発をしていて、皆も知っているであろう様々な逸品を、世に生み出しています。
そして、編集人の中野さんもまた、恭子ちゃんと大学時代の友達。
二人が一緒にムック本(冊子に付録がついている最近流行りのスタイル)を作ろうという企画を打ち立てたところから始まり、その本と付録の監修を、私に依頼してきてくれたわけです。

私の高校時代といえば、破天荒で危うく、思春期特有の不安定さを醸し出す小娘…。(今もか)
そんな時代を共に過ごしただけあってか、恭子ちゃんとは数年ぶりの再会だったにもかかわらず、たくさんの言葉を交わさなくともすぐに分かち合えました。
そして、出版元の主婦の友社は、私が昔、某雑誌の専属モデルを務めていた時、お世話になった編集部です。
当時、その雑誌の編集長だった方は、今では社長になっていて、私のことをずいぶん懐かしみ、親しみを持って温かく迎えてくださいました。

そして、昨日の撮影場所は、私が専属モデルをしていた時、毎日のように足を運んでいた社内スタジオでした。
10年ぶりくらいに訪れた、あの時と何も変わらない、けれど少し古びたかなと感じる社内スタジオ。
あの時の自分の姿と、今の姿が自然と重なり、なんとも言えない不思議なタイムトラベルをした気分。

振り返ると、モデルの仕事は私にとって、思うようにいかないことの連続でした。
「売れたら、好きなことできるから。今は色々な仕事を、我慢してでも引き受けるべき」。
そう言い聞かせられ、私は自分の個性というものを封印しました。
周りが求める姿になろうとしました。

でも、心が納得しないまま無理をし続けたせいか、アトピーが酷くなり、仕事が来なくなりました。
強制的に自宅療養に入った私は、全身に包帯を巻いて薬漬けの日々となりました。
この時、携帯代も払えなかったので、工場で日雇いのバイトをしながら過ごしたこともあります。

夢を掴んだと思った矢先、売れずにドロップアウトを余儀なくされた典型的な負け組だと、この時に思いました。
そして、そんな自分の姿がかっこ悪すぎて、惨めで寂しすぎて、「死にたい」のではなく、「死んでしまうかもしれない」とすら思ったほどでした。

当時は、この苦しみが自分によって変えられることを知らなかったので、アトピーを憎み、周りの大人たちを憎み、自分の運命を憎みました。
でも、何よりも憎んだのは、こんなふうにしかなれない自分自身に対してだったと思います。

それから、ヨガに出会いました。

息を吹き返すように、私らしさが戻っていきました。
そして、この10年、ヨガの智慧をかりながら、
「私はあの時、本当は何がしたかった?」と問い続けました。

その答えが見えてきたのは、遅ればせながら、ごく最近のことです。
「私は、私でいたかったのだ」と。
たった、それだけの答えを出すのに、だいぶ時間がかかりました。
でもね、遠回りもなかなか良いものだなと思います。

情けなさに、痛みに、恥に、よく共感できるようになりました。
あの頃から私は、モデルを通して自分を表現したかっただけなんです。
それに気づいた今、じゃあこの瞬間から、そうであろうじゃないかと誓いました。
服をキレイに見せるためとか、雑誌の顔になるとか、どうでもいい。
ただただ自分の思いや願いを込めて、被写体になる。
それだけ。

売れたら好きなことできるって?
別にいいや売れなくて。
魂までも売りたくないもん。

さて気づけば30代となり、あの頃私が理想としていた、いわゆる雑誌やショーの人気モデルでもなんでもない私になっていますが、
実際のところどうでしょう?

今回の本は、商品開発をする中で、ヨガの観点から絶対に譲れないところは貫かせて頂きました。
本の内容も、私がいつもクラスで伝えていることしか書いていません。
そして、編集の中野さんのご配慮により、カメラマンとメイクさんを指名させて頂きました。
さらには衣装も、私が好きなブランドをリクエストさせて頂きました。

こんなふうに、何がしたいのか、誰とやりたいのかを、自ら選ばせて頂けること。
嘘や偽りがない表現を、許してもらえること。
あの時の私からしたら奇跡すぎるんです。
(しかも、こんなデカイ仕事でね)
けれども、これが普通になるくらい、私はこれからもずっと、そうであるために行動します。

恭子ちゃん、中野さん、華さん、しげちん、成田さんへ。
私を私でいさせてくれて、ありがとうございます。
皆が大好きだから、一緒に作れたこと本当に幸せです。
昨日、懐かしの社内スタジオに行った時、当時の自分の姿があったように思いました。まるで未成仏霊のように。

最後に、そいつへ捧げた言葉を。
「大丈夫。未来のあなたは、幸せだよ。これから10年、必死でもがいて見つけ出してな。早くなくていい。ゆっくりね」。
未成仏霊、迎えに行けて良かったです。

というか本、楽しみにしててー!全国書店にて、発売は4月末です。
爆発的に売れると自負しているっ。