2016/04/15

楊麗萍「シャングリラ」


「”シャングリラ”とは、”美しい場所”を意味する言葉です。私たちはこの作品の中で、人間が本来持つ”美しい気持ち”を表現しようとしています。自然や生命に対する憧れや畏敬の念を、言葉ではなく、昔から行われてきた踊りや歌によって表すのです」
(ヤン・リーピン)

この言葉の通り、すごくすごく伝わってきた。

私はヤン・リーピンの存在により、踊りは表現するためだけのものではないことを初めて知った。
人が観ていなくても、彼らは踊るし歌う。それはまるで呼吸をするかのように、生きている限り誰しもがすることのように、ごく自然に。

ありのままでいいということを、こんなにも美しく観せてくれる芸術って他にあるだろうか。

人が生まれて、人に出会って惹かれて別れ、そして朽ち果てていくという生命活動そのものが、こんなに素晴らしいものなのだと気づかせてくれる芸術って他にあるだろうか。

私何もしてないのに、ただ観ただけなのに、何か突き抜けた気がするわ。

いやはや、すごい舞台だった。